No.224新着 ワハハ本舗 放送作家の喰始が1984年に旗揚げし、下ネタと客いじりの「演芸」を続け、2026年も全国ツアーに出る
ワハハ本舗は1984年、放送作家の喰始と劇団東京ヴォードヴィルショー出身の俳優たちが旗揚げした劇団である。久本雅美、柴田理恵らが所属し、演劇よりも演芸に近いショーを続けてきた。2026年11月からは特別公演「最後のショービジネス」の全国ツアーが予定されている。
本文と出典
あらまし
ワハハ本舗は、1984年に始まった劇団であり、芸能事務所でもある。イープラスの用語解説によれば、劇団東京ヴォードヴィルショーの若手公演を手がけた放送作家の喰始と、同劇団出身の俳優たちが中心になって結成した。特徴は、演劇というより「演芸」に近い、おおらかでパワフルなショーである。観客をネタに巻き込む客いじりと、テレビでは流せない下ネタを売りにしてきた。
メンバーの顔として知られるのは久本雅美と柴田理恵である。二人はテレビのバラエティにも出ているが、劇団の本拠はあくまで舞台にある。
主なできごと
・1984年 喰始、佐藤正宏、久本雅美、柴田理恵らがワハハ本舗を旗揚げ(ウィキペディアによる。座長は佐藤正宏)
・2004年 劇団員が出演した映画「冬の幽霊たち〜ウィンターゴースト〜」を、喰始の制作・総指揮で制作(イープラスによる)
・2013年 創立30周年の全体公演「ラスト」を最後に、無期限の充電期間に入ると発表(ウィキペディアによる)
・2016〜2017年 「ラスト2」「ラスト3〜最終伝説〜」を上演。ウィキペディアは、最終日を2017年8月26日の気仙沼市民会館と書く
・2019年 全体公演の復活を発表(ウィキペディアによる)
・2021年 4年ぶりの全体公演として全国14か所20公演のツアー(ウォーカープラス、2021年11月30日の記事による)
・2026年9月3日 特別公演「最後のショービジネス」の記者会見
・2026年11月11日 東京・シアターサンモールで初日の予定
くわしく 結成と中心人物
喰始は、ウィキペディアによれば1947年に香川県高松市で生まれ、日本大学芸術学部に在学中、永六輔が主宰する作家集団に所属した。「ゲバゲバ90分」で放送作家としてデビューし、1979年には「全日本仮装大賞」の第1回から企画に携わったという。同じ項は、2025年1月の第100回大会まで構成作家としてクレジットされたとも書く。ただし、この項は出典が乏しいと注記されており、細部は確定した事実として扱いにくい。
劇団の旗揚げについては、ウィキペディアが東京ヴォードヴィルショーに所属していた喰始、佐藤正宏、久本雅美、柴田理恵らが独立して作ったと書く。イープラスの解説は、喰が同劇団の若手公演を演出し、そこから俳優たちと立ち上げたという書き方である。二つの資料で言い回しは違うが、放送作家が演出する側に立ち、劇団の俳優と組んだ点は一致している。座長は佐藤正宏、劇団主催者は喰始だとウィキペディアは書く。
くわしく 舞台の中身とテレビとの距離
イープラスの解説は、メンバーがソロやユニットでも動いていると紹介する。梅垣義明の「青いシリーズ」、音曲漫才のポカスカジャン、猫ひろしなどである。女性劇団員のユニット「セクシー寄席」の動画は、2008年3月時点でYouTubeの再生回数が世界第2位を記録したとも書かれている。
テレビとの関係は、少なくとも二重になっている。ウィキペディアは、発足時から下ネタが多く、公演の大半はテレビで放送できない内容だと書く。一方で、メンバーは番組にも出る。つまり、お茶の間で見えるのは劇団の一部であり、全体は劇場に行かなければ見られない作りになっている。
くわしく 休止と復活、2026年の公演
ウィキペディアによれば、劇団は2013年の「ラスト」でいったん充電期間に入った。そのあとの「ラスト2」「ラスト3」で完全終了と銘打ったが、2019年に全体公演の復活が発表された。復活第1弾の全国ツアーはコロナ禍で延期となり、2021年の秋から冬に実現した。ウォーカープラスの記事は、結成から37年で創立メンバーは60代を超え、喰始は70歳を超えていると書く。久本雅美は、劇団をいつもの味を楽しんでもらう「町中華」にたとえたという。
2026年の公演は、公式の特設サイトによれば、特別公演「最後のショービジネス」で、構成・演出は喰始である。出演は久本雅美、柴田理恵、佐藤正宏、梅垣義明ほか多数。日程は2026年11月11日〜15日の東京・シアターサンモールを皮切りに、宮城、福島、大阪、長野、富山、鹿児島、福岡、静岡、群馬と回り、2027年2月5日〜7日の東京・シアター1010、2月13日の愛知、2月14日の兵庫で終わる予定である。
ぴあの会見記事によると、喰始は大劇場でのショー形式の公演が減るなか、最後になる可能性があるという思いで題名をつけた。本当に最後と決めたわけではない、とも話している。クランクインの記事(2026年10月25日)は、仮の題が「遺作」「エンド」を経て現在の題になったと伝える。久本雅美は会見で、最後にならないよう、最後だと思って全力で取り組むと語った。
なぜ受けたのか
確かめられる範囲で言えるのは、客席を舞台に引き込む形が、劇団の売りとして続いてきたことである。ウォーカープラスの記事は、本来は観客参加型の舞台だと書き、コロナ下で客いじりや声援が制限されたことにも触れている。映像で切り取りにくい笑いなので、テレビの人気とは別に、客が劇場へ足を運ぶ理由になったと考えられる。
評価の分かれる点
下ネタの多さは劇団の看板であり、好みが分かれる。ぴあの記事によれば、久本雅美自身も、昔より過激な笑いが受け入れられにくくなったと感じている。一方、柴田理恵は、人が嫌がることはしないのが基本だと話している。過激さの線をどこに引くかは、劇団の内側でも意識されていることになる。なお、ウィキペディアには過去の番組での出来事や、衣装の貸し出しをめぐる問題の記述もあるが、同項は出典不十分と注記されているため、本稿では扱わない。
くらさんの考察
2013年に「ラスト」と言い、2017年に「完全終了」と言った劇団が、2019年に戻った。2026年の題名にも「最後」が入るが、会見では本当に最後と決めたわけではないと語られている。終わりを題名に掲げて客を呼ぶ手法そのものが、この劇団の演芸らしさだと考えられる。ただし、これは資料の言葉からの推測であり、劇団の意図を断定するものではない。
ジージへの問いかけ
・ジージが若かった頃のテレビには、いまなら放送が難しい下品な笑いもあったでしょうか。ワハハ本舗の「テレビで流せない」という売り文句を、どう受け止めますか。
・久本雅美さんや柴田理恵さんをテレビで先に知った人が、劇場で舞台を観たら、どんな印象を持つと思いますか。
・「最後のショー」と銘打つ公演が何度も出てくるのを、ジージは騙されたと感じますか、それとも粋だと思いますか。
出典
・イープラス ワハハ本舗(用語解説) https://eplus.jp/sf/word/0000001082
・ウィキペディア WAHAHA本舗 https://ja.wikipedia.org/wiki/WAHAHA本舗
・ウィキペディア 喰始 https://ja.wikipedia.org/wiki/喰始
・ワハハ本舗特別公演「最後のショービジネス」公式特設サイト https://wahahahompo.co.jp/2026-2027wahahaspecial/
・ぴあ 久本雅美「最後にならないように、最後だと思って」(2026年9月) https://lp.p.pia.jp/article/news/512903/index.html?detail=true
・クランクイン! ワハハ本舗特別公演『最後のショービジネス』(2026年10月25日) https://www.crank-in.net/stage/play/193171/1
・ウォーカープラス ワハハ本舗の全体公演(2021年11月30日) https://www.walkerplus.com/article/1060842/
動画
・ワハハ本舗特別公演「最後のショービジネス」CM_久本雅美30秒ver.(ワハハ本舗公式YOUTUBE)https://www.youtube.com/watch?v=CZbQjXJs3rw
関連動画
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