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No.221新着 THE W 女性芸人だけの日本一決定戦は、2025年の第9回のあと2026年は開かれない

THE Wは日本テレビと吉本興業が2017年に始めた、女性芸人だけの日本一決定戦である。2025年の第9回までに9組が優勝し、最後はニッチェが制した。2026年は日本テレビが開かないと伝えられており、確認できた範囲では第9回が最新の大会である。

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登録日時
2026年10月30日 18:20
出典を確かめた日
2026年10月30日
分野
賞レース
立場
事実・データ
タグ
女性芸人新着テレビ新着ピン芸新着漫才新着コント新着
芸人・番組
THE W、日本テレビ、吉本興業、ゆりやんレトリィバァ、阿佐ヶ谷姉妹、ニッチェ
資料の種類
報道・統計
年代
2017〜2025年

本文と出典

あらまし

「THE W」は、女性のお笑い芸人だけが出られる日本一決定戦である。ウィキペディアによれば、日本テレビと吉本興業が主催し、大会名の「W」は「women(女)」と「warai(笑い)」の頭文字に由来する。第1回は2017年で、放送は12月11日だった。賞金は優勝者に1,000万円。
2025年12月13日の第9回でニッチェが優勝した。その後、2026年は大会を開かないと報じられている。ここでは、始まりのいきさつ、ルール、歴代の優勝者、終わり方を順に整理する。女性芸人の歴史全体は別の記事(id 203)に任せ、この記事は大会そのものに絞る。

主なできごと

・2010年 日本テレビが「S-1バトル」を開く(1回で終わる)
・2013年 日本テレビが「ワラチャン!」を開く(1回で終わる)
・2017年 THE W 第1回。優勝はゆりやんレトリィバァ
・2018年 第2回。阿佐ヶ谷姉妹が優勝
・2019年 第3回。3時のヒロインが優勝。決勝がブロック制になり、審査員6名とdボタンによる視聴者投票の形に変わる
・2020年 第4回。吉住が優勝。1回戦が動画審査になる
・2021年 第5回。オダウエダが優勝
・2022年 第6回。天才ピアニストが優勝
・2023年 第7回。紅しょうがが優勝
・2024年 第8回。にぼしいわしが優勝
・2025年 第9回。ニッチェが優勝。エントリーは過去最多の1,044組
・2026年 日本テレビが今年は開かないと伝えられる

くわしく 始まったいきさつ

ウィキペディアは、新設の背景として2つを挙げる。ひとつは、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」で森三中やイモトアヤコといった女性芸人が活躍していたこと。もうひとつは、「いちばん面白い女性芸人を決める大会を」という女性芸人側の声があったとされることである。
日本テレビには前例があった。2010年の「S-1バトル」と2013年の「ワラチャン!」は、どちらも1回きりで終わっている。THE Wは、女性芸人に絞った賞レースを続けようとした三度目の試みだったことになる。

くわしく ルール

出られるのは女性だけである。男女コンビは不可だが、その女性メンバーがピンで出るのは構わない。事務所、芸歴、人数、芸種に制限はなく、プロでもアマでもよい。小道具や大道具、音響も使える。エントリー料は2017〜2019年は1組2,000円、2020年以降は1回戦が無料で、2回戦以降に払う形になった。
予選は、1回戦がネタ時間2分(2020年から動画審査のみ)、2回戦が4分で東京と大阪、準決勝が東京である。過去の決勝や準決勝に進んだ組はシード権を得る。
決勝の形は何度か変わった。第1、2回は1対1の対戦で、観客401名の投票で勝敗を決めた。第3回からはブロックを分けて戦い、審査はお笑いタレント6名の1人1票と、視聴者のdボタン投票で行う。点数は付けない。決勝進出は第3〜4回が10組、第6〜8回が12組、第9回は8組だった。第5回と第9回は、ブロックの上位2組に加えて、視聴者の投票で敗者から1組を最終決戦に上げる仕組みを採っている。
決勝進出者が辞退したときは、準決勝の次点組が繰り上がる。第2回ではガンバレルーヤの辞退でニッチェが、第4回ではスパイクの辞退でターリーターキーが出ている。

くわしく 歴代の優勝者

ウィキペディアの一覧では、優勝者とエントリー数、関東の視聴率は次のとおりである。
・第1回(2017年)ゆりやんレトリィバァ 636組 13.1%
・第2回(2018年)阿佐ヶ谷姉妹 606組 11.5%
・第3回(2019年)3時のヒロイン 627組 11.6%
・第4回(2020年)吉住 646組 10.1%
・第5回(2021年)オダウエダ 700組 8.9%
・第6回(2022年)天才ピアニスト 735組 7.3%
・第7回(2023年)紅しょうが 863組 8.2%
・第8回(2024年)にぼしいわし 903組 6.6%
・第9回(2025年)ニッチェ 1,044組 6.7%
優勝者の芸の形はばらばらである。ピン芸の吉住やゆりやんレトリィバァ、コンビの漫才やコント、トリオの3時のヒロインまで含まれる。エントリー数は636組から1,044組へ増え続けた一方、視聴率は13.1%から6%台へ下がっている。

くわしく 2025年の第9回

放送は2025年12月13日で、決勝は8組に絞られた。優勝したニッチェは最終決戦で最多の3票を得た。次点は紺野ぶるまとエルフである。ウィキペディアでは、エルフは視聴者投票で敗者から上がった組とされ、票数はニッチェ3、紺野ぶるま2、エルフ2である。マセキ芸能社の芸人として初の優勝でもある。芸歴は、ウィキペディアが「20年」、coki.jpが「21年目」と書き、数え方の違いと思われるため、ここでは20年を超えた優勝とだけ言っておく。
この回は、霜降り明星の粗品が初めて審査員を務め、辛口の講評が話題になった。

くわしく 2026年の扱い

2026年6月19日、coki.jpがスポーツニッポン系の報道を引き、2026年は開かれない方向だと伝えた。同記事は、終了の見方が強まるなかで日本テレビは不定期開催の余地を残している、と書く。
ウィキペディアは、日本テレビが2026年7月13日の定例会見で、今年は開催しないと説明したと記す。日刊現代の記事(2026年7月23日付)は、番組側が「一定の役割を果たした」と述べたと伝えている。確認できた範囲では、これが公式な扱いで、「終了」と明言されたとは確かめられていない。来年以降に開くかどうかも分からない。

なぜ受けたのか/なぜ終わったのか

始まりの理由は、確かめられる範囲では、女性芸人の活躍の場を広げ、まだ知られていない人を見つけることにあった。
終わりの理由は、公式には「一定の役割を果たした」という説明が確かめられただけである。報道には、視聴率の低迷、笑いの質への批判、女性限定という形式への疑問、スポンサーが集まらなかったことを挙げるものがある。ただし、日刊現代や週刊誌系の記事では匿名の関係者の話が中心で、日本テレビ自身が理由として述べたものではない。

評価の分かれる点

女性だけで区切る意味は、見る側の意見が割れていた。報道には「性別で括る必要がない」とする声がある。一方で、女性芸人が全国に名を出す機会として働いた面も、優勝者の顔ぶれからは考えられる。どちらが大きかったかは、数字では測れない。

くらさんの考察

THE Wは、優勝者の顔ぶれから見ると、事務所やコンビ、ピンの別を問わず、無名に近い人にも道を開く大会だったと考えられる。エントリー数が増え続けたことは、出る側にとって意味のある舞台だったことを示す。
視聴率の低下は、女性限定という条件だけでなく、賞レースが年末に並ぶようになって見る側の選択肢が増えたことも関わっているのではないか、と考えられる。ただし、これは確かめた事実ではなく推測である。

ジージへの問いかけ

・ジージが子どものころ、女性が一人で舞台に立つ芸は、どんな場面で見られたでしょうか。
・「女性だけの大会」は、女性芸人の励みになったと思いますか。それとも別に分けなくてよいと思いますか。
・賞金1,000万円の賞レースが、テレビの人気番組から外れていくのはなぜだと思いますか。

出典

・ウィキペディア「THE W」 https://ja.wikipedia.org/wiki/THE_W
・coki.jp(2026年6月19日) https://coki.jp/article/column/85366/
・日刊現代(2026年7月23日) https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/390746/2
・週刊女性PRIME https://www.jprime.jp/articles/print/42238

動画

・女芸人No.1決定戦THE W -2025.12.13-(日テレ公式チャンネル)https://www.youtube.com/watch?v=7woTQ6cW0Cc

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この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージがお笑いQAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。