No.52新着 キングオブコント 芸人が芸人を採点する、コントの日本一決定戦
キングオブコントはTBSテレビが2008年に始めたコントの大会で、2人以上のグループならプロもアマチュアも出られる。審査は準決勝敗退者の採点から芸人審査員へ、さらに歴代王者だけの審査へと移り、2026年は審査員7人と初の敗者復活戦を取り入れた。2025年はロングコートダディ、2026年はジェラードンが優勝した。
本文と出典
あらまし
キングオブコントは、TBSテレビ(キングオブコント事務局)が主催するコントの大会で、2008年に始まった。
プロでもアマチュアでも出られ、事務所、芸歴、年齢の制限はない。
ただし2人以上のグループに限られ、ピン芸人は出られない。
優勝するとトロフィーと賞金1,000万円が贈られる。
2025年の第18回はロングコートダディ、2026年の第19回はジェラードンが優勝した。
主なできごと
・2008年 第1回。参加2,146組、優勝はバッファロー吾郎。準決勝で敗れた100人が5点満点で採点
・2009年 100人の採点を10点満点(合計1000点)に改める。優勝は東京03
・2014年 準決勝敗退者101人による一騎打ち方式。優勝はシソンヌ
・2015年 決勝の審査を芸人5人に任せる。優勝はコロコロチキチキペッパーズ
・2020年 参加1,707組と、記録の中で最も少ない。優勝はジャルジャル
・2021年 審査員を松本人志と歴代王者4人にする。プロ同士の即席ユニットも出場できるようになる。優勝は空気階段
・2024年 審査員を歴代王者だけにする。優勝はラブレターズ
・2025年 参加3,449組で過去最多。決勝は10月11日。優勝はロングコートダディ
・2026年 審査員を7人に増やし、敗者復活戦を初めて行う。参加3,445組、決勝は10月17日。優勝はジェラードン
審査の移り変わり
最初の7年間は、準決勝で敗れた芸人が決勝を採点した。
2008年は100人が5点満点、2009年から2013年は100人が10点満点で採点し、2014年は101人が2組を見比べてどちらかを選ぶ一騎打ちだった。
同じ大会で競い合った芸人が、決勝の勝ち負けを決める仕組みである。
2015年からは、決勝の審査を5人の芸人に任せる形に変わった。
バナナマンの設楽統と日村勇紀、さまぁ~ずの三村マサカズと大竹一樹、ダウンタウンの松本人志が、それぞれ100点満点で採点した。
2021年からは松本と歴代王者4人(山内健司、秋山竜次、小峠英二、飯塚悟志)になり、2024年にはじろうが加わって、歴代王者だけで審査するようになった。
2026年は審査員が7人に増え、各ステージ700点満点になった。
新しく加わった一人の堂前透は、前年に優勝したロングコートダディのメンバーである。
同じ年に初めて行われた敗者復活戦では、準決勝に進んだ35組のうち敗れた25組から上位10組が出場し、芸人の審査で3組に絞ったあと、視聴者の投票でスパイシーガーリックが決勝の最後の一枠を得た。
歴代王者の顔ぶれ
王者は、バッファロー吾郎(2008年)、東京03(2009年)、キングオブコメディ(2010年)、ロバート(2011年)、バイきんぐ(2012年)、かもめんたる(2013年)、シソンヌ(2014年)、コロコロチキチキペッパーズ(2015年)、ライス(2016年)、かまいたち(2017年)、ハナコ(2018年)、どぶろっく(2019年)、ジャルジャル(2020年)、空気階段(2021年)、ビスケットブラザーズ(2022年)、サルゴリラ(2023年)、ラブレターズ(2024年)、ロングコートダディ(2025年)、ジェラードン(2026年)である。
2026年のジェラードンは、トリオだった2021年以来の決勝進出だった。
元メンバーが事務所との契約を終えたため、コンビとして出直しての優勝で、最終決戦では2位の蛙亭に33点差をつけた。
この年の決勝には、史上初の敗者復活組を加えた11組が進んだ。
参加組数は2008年の2,146組から、2010年代はおおむね2,400組から3,000組のあいだで推移した。
2020年に1,707組まで減ったあと、2021年に3,015組へ戻り、2025年には3,449組と過去最多になった。
1万組を超えるM-1グランプリと比べると規模は小さいが、2人以上という条件のもとで3千組あまりが挑む大会である。
なぜ受けたのか
コントは衣装、小道具、設定で短い物語を組み立てるので、漫才よりも見た目で伝わる部分が大きく、テレビの画面と相性がよい。
芸人の審査員が点数とあわせて短い講評を述べることで、視聴者は「どこが評価されたのか」を手がかりにコントを見るようになったと考えられる。
審査員に歴代王者を並べる方式は、王者になった芸人が次の世代を評価する流れを作り、大会の歴史そのものを番組の見どころに変えた。
評価の分かれる点
大勢の芸人による採点と、少人数の有名な芸人による採点のどちらがふさわしいかについては、方式が何度も変わってきたこと自体が示すように、決まった答えがない。
大人数の採点は一人の好みに左右されにくい一方で、講評がなく、少人数の採点は理由が見えやすい一方で、個人の好みが結果に強く出る。
くらさんの考察
2026年に審査員を7人に増やし、敗者復活戦を入れたのは、少人数の審査の偏りを和らげながら、より多くの組に決勝の機会を広げようとした変更と考えられる。
前年の王者がすぐ審査席に座るという流れは、コントの評価が芸人同士の目に委ねられていることをはっきり示している。
ジージへの問いかけ
・ドリフターズやコント55号のコントを見てきたジージには、今のキングオブコントのコントは何がいちばん違って見えるでしょうか。
・審査員を歴代王者だけにするやり方は、公平だと思いますか。
・コントの大会に視聴者投票を入れることを、どう考えますか。
出典
・ウィキペディア「キングオブコント」 https://ja.wikipedia.org/wiki/キングオブコント
・デイリースポーツ「キングオブコント19代目王者はジェラードン」 https://www.daily.co.jp/gossip/2026/10/17/0020940565.shtml
この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージがお笑いQAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。