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No.85新着 ダウンタウンのごっつええ感じ 日曜8時にコントの連作を並べ、野球中継の差し替えで終わった

フジテレビの『ダウンタウンのごっつええ感じ』は1991年12月から1997年11月まで日曜20時に放送された、ダウンタウンを中心とするコント番組である。最高視聴率は関東で24.2%、関西で28.0%に達したが、1997年9月のスペシャルがプロ野球中継に差し替えられたことをきっかけに終わった。

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登録日時
2026年10月23日 23:51
出典を確かめた日
2026年10月23日
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くらさんの考察
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コント新着テレビ新着上方新着吉本興業新着放送作家新着
芸人・番組
ダウンタウンのごっつええ感じ、ダウンタウン、今田耕司、東野幸治、130R、高須光聖
資料の種類
事典・概説
年代
1991〜1997年

本文と出典

あらまし

『ダウンタウンのごっつええ感じ』は、フジテレビ系列で毎週日曜20時から54分間放送されたコントバラエティである。
レギュラー放送は1991年12月8日から1997年11月2日までで、全245回を数える。
出演はダウンタウン(浜田雅功、松本人志)を中心に、今田耕司、東野幸治、130R(板尾創路、蔵野孝洋)、YOU、西端弥生、篠原涼子らだった。
全放送回の平均視聴率は関東地区で15.8%である。

主なできごと

・1991年 1月3日に正月特番、5月と7月に火曜ワイドスペシャルの枠で特番。12月8日からレギュラー放送
・1995年 9月24日に関西(読売テレビ)で28.0%、11月12日に関東(フジテレビ)で24.2%の最高視聴率
・1997年 9月28日に予定していたスペシャルが、ヤクルトのリーグ優勝が決まる試合の中継に差し替えられる。松本人志が反発し、フジテレビ系の番組への出演を断る
・1997年 打ち切りが決まり、11月2日に最終回
・2001年 10月12日に「ものごっつええ感じスペシャル」を放送

作り手と出演者

プロデューサーには佐藤義和、小須田和彦、大﨑洋が名を連ね、構成作家には高須光聖、木村祐一がいた。
佐藤義和は1980年代に『オレたちひょうきん族』のディレクターを務めた人物で、フジテレビの土曜8時の笑いから日曜8時の笑いへとつながる作り手の一人である。
出演者のうち今田耕司と東野幸治は、1989年に始まった吉本新喜劇の再生企画で、心斎橋筋2丁目劇場から新喜劇に入った若手でもあった。
大阪の劇場でダウンタウンと一緒に育った芸人たちが、そのまま東京のゴールデンタイムのコント番組を支えた形になる。
レギュラー化の前には、1991年1月3日の正月特番と、同年5月と7月の「火曜ワイドスペシャル」枠での特番があり、そのうえで12月に日曜の枠に入った。

コントの作り

番組の中心は、同じ設定を何度も繰り返す連作のコントだった。
題名からも分かるように、特撮ヒーローものをもじった「結婚前提戦士ラブラブファイヤー」「改造人間カスタムひかる」「エキセントリック少年ボウイ」、刑事ドラマをもじった「こちら88分署」のように、テレビのお決まりの型を借りて中身をずらす作りが多い。
ほかに「ザ・対決」「鼻リーグ」のような企画も並んだ。
最終回の編集には、ディレクターの小松純也の名前が残っている。

なぜ受けたのか

1990年代のはじめは、土曜8時のコントの時代を作った『全員集合』(1985年終了)と『ひょうきん族』(1989年終了)がどちらも終わった後である。
そこにダウンタウンは、テレビ番組やヒーローものという誰もが知る型を借りながら、話の筋をわざと妙な方向に曲げるコントを持ち込んだ。
見る側が元の型を知っているほど、そこからのずれが面白くなるので、子ども時代にテレビで育った若い世代に強く響いたと考えられる。
大阪の劇場で鍛えた漫才の間合いと、テレビのセットや衣装を使った見せ方が一つの番組に重なったことも大きいと考えられる。
最高視聴率が関東の24.2%より関西(読売テレビ)の28.0%のほうが高いことは、大阪出身の芸人が中心の番組が、地元でいっそう強く支持されていたことをうかがわせる。

評価の分かれる点

番組の終わり方については、野球中継への差し替えに対する松本人志の反発が直接のきっかけとされる。
一方で、2022年の報道は、プロ野球中継を番組終了の「一因」と書いており、差し替えだけが理由だったのか、それ以前からの局と出演者の関係や番組の事情が重なっていたのかは、確かめられる資料が限られている。
ここでは、差し替え、出演の拒否、打ち切りという順序だけを事実として書くにとどめる。
この出来事は、後年まで話題にのぼっている。
2022年10月26日、日本シリーズのオリックス対ヤクルト第4戦の中継が延びて、TBSの『水曜日のダウンタウン』の開始が10分遅れた。
このときネット上では、ごっつの終わり方を引き合いに出し、当時の相手もヤクルト戦だったと指摘する投稿が出たと報じられた。

くらさんの考察

『ごっつええ感じ』は、ひょうきん族が開いた「芸人の個性を見せる笑い」と、ドリフ以来の「作り込んだコント」を一つに合わせた番組だったと考えられる。
セットや衣装を作り込みながら、中身は松本人志の発想にまかせて筋を外していく。
作り手側にひょうきん族の経験者がいて、出演者側に大阪の劇場仲間がいたことが、この組み合わせを可能にしたと考えられる。
6年でレギュラー放送が終わった後も、特番が作られたことは、番組の型そのものに根強い支持があったことを示している。

ジージへの問いかけ

・ジージはダウンタウンのコントを初めて見たとき、ドリフやひょうきん族と比べてどう感じましたか
・テレビの決まった型をもじって笑わせるやり方は、昔からあったものだと思いますか
・野球中継で番組が飛ぶことは当時よくありましたが、芸人が局に抗議するのはどう見えたでしょうか

出典

・ウィキペディア「ダウンタウンのごっつええ感じ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ダウンタウンのごっつええ感じ
・デイリースポーツ「『水ダウ』日本S中継延長で『打ち切り!?』とイジられる」2022年10月27日 https://www.daily.co.jp/gossip/2022/10/27/0015757118.shtml
・ウィキペディア「オレたちひょうきん族」 https://ja.wikipedia.org/wiki/オレたちひょうきん族
・ウィキペディア「吉本新喜劇」 https://ja.wikipedia.org/wiki/吉本新喜劇

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージがお笑いQAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。