No.227新着 IPPONグランプリ 大喜利の達人10人が一本を競い、2009年から29回の大会を重ねた
「IPPONグランプリ」はフジテレビ系の大喜利大会で、第1回は2009年12月28日に放送された。出場者10人が2ブロックに分かれ、回答に他の出場者が点をつけ、満点の回答を「IPPON」と呼ぶ。第29回の2024年2月3日はロバートの秋山竜次が優勝した。確認できた範囲では、これが最新の大会である。
本文と出典
あらまし
「IPPONグランプリ」は、フジテレビ系で不定期に放送されてきた大喜利の大会である。ウィキペディアによれば、大喜利が得意な芸能人10人を集めて日本一を決める番組で、主催の形は「お台場笑おう会」という委員会になっている。
賞レースといっても、M-1グランプリのように審査員が点をつける形ではない。点をつけるのは、同じ舞台に立つ出場者たちである。答える人が、次の瞬間には採点する人になる。この点が、この大会の骨組みである。
主なできごと
・2009年 12月28日、第1回「09-10 開幕戦」が深夜枠で放送される。優勝はバカリズム
・2010年 3月31日、第2回。優勝は設楽統(バナナマン)
・2011年 「2011開幕戦」からゴールデンタイム・プライムタイムの全国放送になる
・2012年 11月17日、第8回。優勝は秋山竜次(ロバート)
・2013年 11月23日、第10回。優勝は有吉弘行
・2016年 11月19日、第16回。優勝は川島明(麒麟)
・2019年 11月30日、第22回。優勝は大悟(千鳥)
・2020年 12月5日、第24回。優勝は西田幸治(笑い飯)
・2023年 5月13日、第28回。優勝はバカリズムで、ウィキペディアの一覧ではこれが6回目
・2024年 2月3日、第29回。優勝は秋山竜次
くわしく 始まりと放送の形
第1回は2009年12月28日に深夜枠で放送された。ウィキペディアは、2011年の「2011開幕戦」からゴールデンタイムの全国放送になったと記す。深夜の企画が、数年で全国の夜の番組に上がったことになる。
放送は年に1、2回のペースで、回の数え方は第1回から第29回まで続いている。ウィキペディアによれば、フロア進行は伊藤利尋アナウンサー(第1〜12回と第24回以降)と榎並大二郎アナウンサー(第13〜23回)が務めた。チェアマンは松本人志で、2024年の第29回のみバカリズムがチェアマン代理を務めた。
くわしく ルール
ウィキペディアの記述から、基本の流れを整理する。
出場者10人は、AとBの2ブロックに5人ずつ分かれる。各ブロックで大喜利が行われ、回答の採点は、別のブロックの出場者が受け持つ。審査員は1人2点を持ち、合計10点満点になった回答が「IPPON」である。
お題は、文章で出る問題のほか、写真に一言をつける形式や、ドラムロールに合わせて答える形式など、回によって変わる。ブロックごとの問題数も3〜5問と、回で違う。
ブロック終了時に1位が複数いれば、サドンデスになる。最初にIPPONを出した者が決勝へ進む。決勝は各ブロックの勝者2人で行い、予選で敗れた審査員8人が各2点、計16点満点で判定する。先に3本取った者が優勝である。
第29回の例では、決勝進出を決めた秋山竜次が、決勝で川島明を3本対2本で下した。Bブロックでは堀内健と博多大吉が9本で並び、秋山を加えた3人のサドンデスで秋山が勝ち上がった(出典:tmbi-joho.com)。
くわしく 歴代の優勝者
ウィキペディアの一覧から、複数回優勝した人を挙げる。
バカリズムは第1、3、5、19、23、28回の6回で、最多である。設楽統(バナナマン)は第2、14、20回の3回、千原ジュニア(千原兄弟)は第7、17、27回の3回である。有吉弘行は第10、12回、大悟(千鳥)は第22、25回、川島明(麒麟)は第16、26回、秋山竜次は第8、29回の各2回となっている。
堀内健(ネプチューン)は、ウィキペディアの一覧では第6、9、11、18、21回の5回だが、別の記事は4回とまとめており、数え方が資料で食い違う。ここでは回数を断定しない。
初優勝には、第4回の小木博明(おぎやはぎ)、第13回の博多大吉(博多華丸・大吉)、第15回の若林正恭(オードリー)、第24回の西田幸治(笑い飯)がいる。
くわしく 最新の大会
確認できた範囲では、最新は第29回(2024年2月3日放送)までである。Aブロックは川島明が11本、Bブロックは秋山竜次が10本でそれぞれ勝ち上がり、決勝は秋山が3対2で勝った(tmbi-joho.com)。この回は、笑い飯の西田が体調不良で欠場し、サルゴリラの赤羽健壱が繰り上がって出場した。
2025年以降の大会は、今回調べた資料には出てこなかった。ウィキペディアの記述と検索結果から開催の有無は読み取れず、フジテレビの公式ページは開けなかったため、確かめられていない。
なぜ受けたのか
資料から確かめられるのは、次の点である。
第一に、勝ち負けが一問ごとに見える。IPPONが出るか出ないかが、客にもすぐ分かる。
第二に、点をつけるのが仲間の芸人である。審査員が上にいるのではなく、舞台の隣で笑う仲間が点をつける。
第三に、出場者の顔ぶれが、コンビの片割れ、ピン芸人、女性芸人と広い。第29回にも、ヒコロヒー、ハリセンボンの箕輪はるか、オダウエダの植田紫帆が入った。
評価の分かれる点
笑点との比べ方は、見方が分かれる。笑点は1966年5月15日に日本テレビ系で始まり、現在も日曜夕方に放送が続く長寿番組で、後半の大喜利に座布団のやり取りがある(ウィキペディア)。一方、IPPONグランプリは出場者同士の勝負である。同じ大喜利でも、続けて楽しむ番組と、一晩で優勝者を決める大会という違いがあるが、どちらが大喜利の本流かといった比べ方は、資料からは決められない。
笑点の司会が回答に点をつける仕組みについては、今回開いたページに記述がなく、ここでは書かない。
くらさんの考察
優勝者の顔ぶれを見ると、バカリズムのような一人で考えて見せる芸の人も、堀内健のように場の勢いで答える人も入っている。大喜利の強さに、一つの型があるわけではなかったと考えられる。
また、第1回の深夜から数年でゴールデンタイムへ移ったのは、大喜利が見て分かる勝負に整えられたからだと考えられる。ただし、視聴率の数字は今回確かめておらず、移った理由は資料からは分からない。
ジージへの問いかけ
・笑点の大喜利は、いつごろからご覧になっていますか。答えを競い合う姿は、昔と今で変わったと思いますか。
・IPPONグランプリのように、仲間の芸人が点をつける形を、どう見ますか。審査員が上にいる賞レースと比べて、どちらが好みですか。
・大喜利の答えで、いちばん笑った記憶はありますか。誰のどんな場面だったか、教えてください。
出典
・ウィキペディア「IPPONグランプリ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/IPPONグランプリ
・ウィキペディア「笑点」 https://ja.wikipedia.org/wiki/笑点
・TMBI情報「IPPONグランプリ2024 出演者&結果 優勝者はロバート秋山」 https://tmbi-joho.com/2024/02/03/ip24-kk/
この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージがお笑いQAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。